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(Reset at 2002.1.21)
館長ご挨拶


札幌医科大学 フロンティア医学研究所
免疫制御医学部門教授
 一宮 慎吾

 平成28年4月より札幌医科大学標本館(Sapporo Medical University Biomedical Museum)の館長を拝命しました。本学の標本館は、歴代の館長をはじめとして運営委員の先生方が長い歳月をかけて築き上げてきた日本でトップクラスの標本館です。甚だ微力ではありますが標本館をさらに充実させるよう、またしっかりと次世代につなげるよう尽力する所存です。ご高配賜りますよう何卒宜しくお願い致します。
 標本館の歴史は古く、1950年(昭和25年)の本学開学と同時に開設されました。組織実習室そばの小さな「標本室」が始まりで、それ以来標本類の作成や展示スペースの拡張を重ねて、1972年に「標本館」として改称されました。今や学内外の来館者が毎年3000人にものぼる医学ミュージアムとなって多くの方々に親しまれ現在に至っています。人気の理由のひとつは豊富な所蔵資料と明るく見やすいレイアウトにあり、広いフロアに溢れるばかりの資料が、器官や部位、テーマに別れてわかりやすく展示されています。古医書や医学史に関する貴重な書籍資料も数多く、またオホーツク文化の遺跡物など北海道ならではのロマンを感じる資料が見られるのも特色と言えるでしょう。
 バーチャルコンテンツを容易に見ることができる時代を迎え、一方でグローバル化や社会の複雑化に伴い、多様な価値観を認め合うことがあらためて求められるようになってきました。そうした中でリアリティーと向き合うことの重要性は益々高まっているように思いますから、本物との出会いを大切にしてきた標本館の役割をあらためて伝えてゆきたいです。学術的価値が高い一級といっていい資料が多いですから見識がさらに深まり、独創性や創造性の涵養につながるものと期待されます。これからも医学・医療社会の発展のため一層努力して参りますので、重ねましてどうぞ宜しくお願い申し上げます。

 


 

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