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収蔵標本解説


 第32号(2003年 12月1日発行)

ヒポクラテス胸像

髙橋 杏三
札幌医科大学名誉教授

 標本館には医聖ヒポクラテスのブロンズ像(高さ52cm)が所蔵されている。この像は昭和56年10月に当時の札幌医大後援会会長であった仁平實先生から本学に寄贈されたものであるが、その由来について記しておきたい。
 昭和52年、東大名誉教授の緒方富雄先生は、ヒポクラテス像を日本に渡来させ、医師倫理の原点を日本に広めたいと発意され、世界各地に現存する数体のうちから、フィレンツェのウフィツィ(Uffizi)美術館が収蔵する像を選定された。イタリア政府からの複製許可は難航したが、例外的に許可された。像の複製には難しい経緯があったが、T社の協力を得て、昭和56年1月に5体の像が日本に着いた。
 仁平先生が如何にしてこの像を入手されたかは不明であるが、5体のうちの1体が東大医学部医学図書館に寄贈されたことはわかっている。残りの3体の所在は、調べた限りにおいて不明である。
 なお、この像のオリジナルはウフィツィ美術館の陳列場には展示されておらず、美術館最上階の大修理室の片隅に置かれているそうである。(収蔵番号:BUH-1)


 

 

 


 

 

 

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