第107回日本解剖学会全国学術集会インターネットセッション

IJ-7 米国医学図書館によるAnatLineと
Visible Human Project Viewerの発展

The AnatLine of National Library of Medicine and
the Development of Visible Human Project Viewer

辰巳治之、中村正弘、市川量一
( 札幌医大・医・解剖1、)

米国医学図書館(NLM) Visible Human Project(VHP) のデータを元に、 AnatLine システムが開発され データフォーマット(.vhi) が提唱されている。 一方、我々は独自に、NLMのデータを容易にブラウジングできるように VHPviewer(Cocoa version) を作成した。 元々は、 NeXT Stepにて開発 してきたものであるが、 OpenStepから、現在は、さらに Apple社の Mac OS X 10.1.3 へと移植が進められ Cocoaにて作成している ( Cocoa Programmingの実際 ) 。 VHPviewerにより輪郭抽出する構造物の断面を決定し、 元画像(もとの大きな画像)を表示し、それをもとに 構造物の輪郭を抽出 し、その輪郭内に メタボール を充填する。 このメタボールの集合体を、 三次元構造物のデータとして 構造化 し、それを イメージスコア (ImageScore) という形式にて記述することにより、 汎用性のあるデータとなり one source multi-use が可能になった。 我々がCocoaにより開発したVHPviewerをつかって、さらに AnatLineの.vhiフォーマットと関連づけられるように開 発を進める。具体的には、 Volume of Interest file Segmented Byte Mask fileのSegment Masksから、VHPviewerの輪郭データへと変換を 行い、メタボールを用いて再構築を容易に行えるように改造中である。
slide 1 : National Library of Medicine (NLM) [http://www.nlm.nih.gov/] slide 5 : VHPviewer(Cocoa version)

slide 8: NeXT Step、OpenStep そして、
slide 9: Mac OS X 10.1.3 [http://www.apple.co.jp/macosx/]  
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