寮の歴史

昭和21年

北海道自治講習所寮の半分を借り受け、女子医専学生が入る。

昭和25年

札幌医科大学の開学によりこの自治講習所寮が札幌医科大学学生寮となった。この寮は昭和7年築の当時をしても古い木造2階建てであった。18部屋があり45名が生活することができた。

昭和28年

学生数が増加し、元の寮では不十分となったので札幌医科大学職員寮(南7条西16丁目)を第二学生寮として転用した。この寮は6部屋で12名が住める小さな寮であった。元の寮は第1学生寮となり、そこから8名の学生が第二学生寮に移った。

昭和44年

北海道自治講習所寮が江別市に移転したことを機に、南6条西18丁目にあった寮を札幌医科大学学生寮として用いることとなった。建物が限界にきていた第1学生寮と第2学生寮は廃止され、昭和44年7月5日と6日の両日にかけて第1学生寮と第2学生寮の学生がこの寮に移った。この寮は昭和27年築の木造2階建てで24室があり60名が生活することができた。このとき、この寮は藻岩山を望む位置にあるということで、望嶽寮と命名された。

平成2年

旧望嶽寮の老朽化が著しくなり、当時の寮生により新築の予算請求が繰り返し行われ、平成2年にようやく認められた。工事は同年6月に着工され同年12月に完成した。この寮は鉄筋コンクリート造の3階建てで、25室があり50名が生活でき、家名は望嶽寮を継承した。この寮が現在の札幌医科大学学生寮となっている。

平成11年

札幌医科大学に保健医療学部が創設され、保健医療学部生にも寮が必要となる。大学の学務課と望嶽寮生との話し合いの結果、平成11年より望嶽寮に保健医療学部生を迎え入れることとなった。