Thymus human (adult)

Capsule の connect. tissue が実質を lobule 小葉に分けていることに注意



構成 :
 上皮性細網細胞  epith. reticular cell :
	長い突起を持つ cell で,互いに突起を接触させ(desmosome でつながる),
	network を作る.核は楕円形で chromatin は微細である.この細胞は間葉
	性細網細胞と異なり,生体染色に染まらないといわれる.胸腺ホルモンを
	分泌する.
 胸腺リンパ球(=胸腺細胞 thymocytes)
	リンパ節のリンパ球と区別できない.リンパ球は reticular cell の 
	network の中にぎっしりつまっていて,とくに cortex では密度が高いので
	光顕では暗く見える .皮質で盛んに増殖し,分裂像の見られることもある.
 その他の細胞
	胸腺の構成細胞の主たるものは上記の2種であるが,この他に,かみあい細
	胞,大食細胞その他が混在している(教科書参照).


cortex → リンパ球多く reticular cell が少ない(暗く見える)
medulla → リンパ球少なく reticular cell が多い(明るく見える)


ハッサル小体 Hassall's corpuscle :
	Medulla の中に見られる直径30〜100 μmの小体.之は角化した上皮性
	細網細胞が  同心円状に配列したもので,細胞質は好酸性に染まる.

血管とリンパ管: 動脈は capsule より connect tissue 中を進んで小葉内に入り, capillary を経てmedulla中の静脈に注ぐ.リンパ管は小葉間結合組織の 中に認められるが,小葉内には無いと言われる. 胸腺リンパ球の経路: 1.血管周囲の結合組織を通って小葉間のリンパ管へ 2.細静脈壁を貫いて血中へ



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