Hypophysis human
下垂体は一塊をなしているが,本来は2つの由来をもつ
腺葉(前葉ともいう)- 咽頭由来
神経葉(後葉ともいう)- 脳の延長
腺葉 - 現在のところ,9種のホルモンを分泌していることがわかっている.
1. Pars principalis (distalis, anterior)
2. Pars intermedia
3. Pars tuberalis
1. Pars principalis
a) chief cell (= chromophobic cells)
細胞体は殆んど染まらない.大型で染色質に乏しい核をもつ.
主部細胞の約半数を占めるという.
b) chromophile cells
α - cell = eosinophile cell
β - cell = basophile cell
2. Pars intermedia
甲状腺に似て,中に colloid を含む.単層の細胞で囲まれた所と,
主部の細胞に似た細胞の集団より成る部とがある.
3. Pars tuberalis
主部の chromophaobic cell に似た細胞より成る.
神経葉
神経葉は視床下部の一部が凸出したもので,無髄神経線維と
glia cell (腺細胞というのは誤り)より成る.Glia cellの
一部は胞体中に黄褐色の顆粒をもち,後葉細胞 Pituicyte と呼ばれる.
Aldehyde-fuchsin染色では神経分泌物が紫色に染まり、Herring小体として
観察されて見えることもある。
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