この標本では主として横紋筋の横断像が見られる.一部には見事な縦断像が 見られるので,低倍率で全体を見てさがすこと.横紋筋の横断と縦断の特徴を スケッチすること.とくに fiber における核の数と位置,myofibril の配列の状態 (Cohnheim 野)などに注意すること.筋組織が決して筋細胞のみの集団でないことを 理解せよ.横紋をよく見ること.
また,tendon が見えるのでその構成分である collagenous fiber とその間にある細胞 (腱細胞)に注意.Tendon は非常に固いのでナイフマークが見られる.切片の大部分で, 筋束間の connective tissue(perimysium internum) の中に muscle spindle が 見えるので,必ず観察スケッチすること.
muscle spindle