Dorsum of Tongue - human

舌背には4種の乳頭がある.

1.Papilla filiformis 糸状乳頭
舌背の全域に密生する.二次乳頭をもち先端は円錐状である(標本では こわれていることがい).表面は角化がつよい.
2.P.fungiformis 茸状乳頭
舌尖と舌縁に多い.頂上部は軽度に圧平される.ときに味蕾をもち, 著しい角化を示さないことが多いので,肉眼でも赤い小斑点として見える.
3.P.vallata(前回の標本で観察済み)
4.P.foliata 葉状乳頭(今回の標本には切れていない.後日に味蕾の 観察のときに鏡検できる).
舌体後部の側面に見られ,上下に長い稜状を呈する.人では著明でないが, ウサギで著明に見られる.味蕾が多数あり,粘膜固有層には純漿液線があって, 導管は乳頭間の溝の底に開く.
(注)ヒトの胎児-乳児(離乳期の終り頃まで)では,舌の先端部に著明な 乳頭があり,marginsl papilla(辺縁乳頭)とよばれている.教科書には 普通記載されていないことである.




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