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[db-004] 3C17 : 内側上オリーブ核 (MSO) の進化的由来:モグラに見られたGlycine陽性細胞とその意義



##Begin
#Z 3C17
#A 内側上オリーブ核 (MSO) の進化的由来:モグラに見られたGlycine陽性細胞とその意義
#B Evolutional origin of the medial superior olive: A possible role of the glycinergic neurons in the mole
#D MSOは両耳時間差検出機能をもつ聴覚中継核で多くの哺乳類で研究が進んでいる。MSOが鳥類のLaminaris核と相同であるという仮説があるが直接には証明されていない。ところがニワトリのLaminaris核はGlycine陽性である一方で、ネコ、ラット、モルモット、コウモリのMSOはGlycine陰性であると報告されてきた。今回演者はモグラのMSOがGlycine陽性であることを認めた。モグラでは、下丘投射様式においても鳥類と同じ両側投射であること(Kudo等1990)を考慮すると系統発生的変化が示唆される。
#M 中枢神経 聴覚伝導路 モグラ 内側上オリーブ 下丘 グリシン
#N auditory pathway, mole, medial superior olive, inferior colliculus, glycine
#Last_modified 97.03.03-17:07
#Return_path kudo@med.kanazawa-u.ac.jp (Motoi Kudo)
#Sequence_number   4
##End

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