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[db-025] 3B27 : 培養鶏胚内耳神経節細胞の核周囲部髄鞘内にみられたミエリン層板の不連続性、不規則性について



##Begin
#Z 3B27
#A 培養鶏胚内耳神経節細胞の核周囲部髄鞘内にみられたミエリン層板の不連続性、不規則性について
#B Discontinuities and irregularities of perikaryal myelin lamellae on cultured chick embryo statoacoustic ganglion cells
#E1 孫/英傑
#F1 ソン/エイケツ
#G1 Sun /Ying-Jie
#J1 信州大学医学部第二解剖学
#K1 シンシュウダイガク イガクブ ダイニカイボウガク
#L1 Department of Anatomy, Shinshu University School of Medicine
#E2 内藤/輝
#F2 ナイトウ/アキラ
#G2 Naito/ Akira
#J2 信州大学医学部第二解剖学
#K2 シンシュウダイガク イガクブ ダイニカイボウガク
#L2 Department of Anatomy, Shinshu University School of Medicine
#E3 渡辺/真珠
#F3 ワタナベ/シンジュ
#G3 Watanabe /Shinju Y.
#J3 信州大学医療技術短期大学部
#K3 シンシュウダイガク イリョウギジュツタンキダイガクブ
#L3 School of Allied Medical Sciences, Shinshu University
#D 培養鶏胚内耳神経節細胞の核周囲部髄鞘内にみられたミエリン層板の不連続性、不規則性について 孫 英傑*、内藤 輝*、渡辺真珠**(信州大・医・第二解剖*、信州大・医療短大**)
 培養鶏胚内耳神経節細胞に形成された核周囲部髄鞘ミエリン層板の微細構造について透過電顕を用いて観察した。孵卵13日目の鶏胚内耳神経節をコラーゲンを塗布したカバーグラスの上で4週間培養後、電顕試料を作製した。核周囲部全周を被う髄鞘の層板は軸索小丘の部位で髄鞘ポケットを形成して終わるのに対し、部分的に被う髄鞘の層板は袋状になった終末を核周囲部の至る所に散在させていた。いくつかの髄鞘では、部位による層板の数の違いが認められた。このような髄鞘には、層板の不連続性や不規則性を示す像、すなわち層板の髄鞘内での途切れ、折れ返りあるいは枝分かれの像などが認められた。また、複数のシュワン細胞から伸びだした細胞質が重なり合うことにより1個の神経節細胞の核周囲部全周を包む像も認められた。以上の所見は、末梢神経軸索におけるような1個のシュワン細胞の回転による髄鞘形成では説明できず、核周囲部髄鞘は複数のシュワン細胞から伸びだした細胞質の薄板が、部分的に重なるあるいは相互に挟まることにより形成されるものと推定された。
#M 核周囲部髄鞘、鶏胚、内耳神経節、組織培養、電子顕微鏡
#N perikaryal myelin sheath, chick embryo, statoacoustic ganglion cell, tissue culture, electron microscopy
#Last_modified 97.03.21-10:45
#Return_path an2anat@gipac.shinshu-u.ac.jp
#Sequence_number   25
##End

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