ネガティブな彼の周りにはいつも暗いオーラが浮遊しており、スマイルが信条の牧野とはいわゆる水と油の関係である。しかし野球はというと日々の真面目な努力が実を結びグングンと守備の実力を伸ばしており守備職人への道を順調に歩んでいる。そしてそれに反比例するようにバッティングはどんどんダメになっている。なんとかしてくれ・・・。

國分、朝日と並ぶ挙動不審ビッグ３の中の１人。発言は基本的にカミカミであり話すときはプレッシャーを与えないようにする必要がある。しかしそんな彼も去年は野球初心者とは思えないプレーを連発。特にバッティングでは、練習で何の間違いかホームランまで打ち、さらには振り逃げのルールまで覚えた。今年は温かい目で成長を見守っていきたい。

パワー、走力、肩力どれも軟野でトップクラスであり、さらには次期キャプテン候補、そして・・・。とここまで書くと完璧なように聞こえるが安心してほしい。そうそう完璧な人間などいるものではない。彼の弱点は試合ではほとんど記憶に残らない事（もちろん記録も残してない）である。今年はジンクスを吹き飛ばし実力を見せつけてもらいたい。

スカスカのバッティングとそこそこの守備力、そしてなかなかの気持ち悪さを誇る下衆。少しでも良いプレーをするとそこかしこにいるマネージャーに求婚し始めるため全マネージャーからドン引きされている。もちろん全プレーヤーもドン引きしている。今年はカビが生えてしまったグローブを一刻も早く買い替えることを目標とする。

いつも落ち着き無くパタパタと足音をたてながらそこらへんをウロチョロしている。頭が弱いのか基本的に何でも信じ込む傾向があるため、ある事ない事なんでも吹き込むと楽しいのでぜひやってみるといいだろう。ソフトボールからの転向であり冬の練習では飛躍的にスローイングが向上する等これからが非常に楽しみな伸び盛りの選手。

入部当初は通訳を介さずには会話する事もできなかったほどの訛（なま）りも日々の日本語の勉強により改善されてきてしまい、それと同時に自らのアイデンティティーを失ってしまったモラトリアム人間。キャラの濃い軟野マネージャーの中で埋もれてしまう事を恐れた彼女は今年の夏、無事に自分探しの旅に出かける事はできるのであろうか。

芋をこよなく愛する無類のポテラー。その芋に対する執着心は他の部員も圧倒し、１年目の去年はボールを芋と見間違えてマネージャーながらスーパープレーを連発した。最近ではグラウンドの横に小さな畑を作り芋の栽培に勤しんでおりボールがそこに飛んでいこうものなら部員は鬼よりも恐ろしい彼女を見る事となる。

新歓の時期から声を枯らしてしまいそれ以降彼女の本当の声を聞いた部員はいない。去年はバッティング練習でサードを守らせてもサッカーのごとくボールを蹴り返したりと全く使い物にならなかったが、やめておけばいいものの今年はマネージャーとプレーヤーの二刀流を目標としている。誕生日に欲しいものは加湿器。ノドは大事にしよう。