データベース委員会 委員長 養老孟司
データベース委員会は、1989年に解剖学文献集など解剖学会で扱う各種のデータ をコンピュータ化による効果的運用のためのデータベースの検討・研究を目的と して発足した。さらに種々の情報交換がスムーズにでき、学会・研究活動が活性 化されるように、将来性のあるシステムを目指し実験的な試みもしている。その 幾つかを紹介する。
国家情報基盤整備(NII)プロジェクトがようやく動きだし、文部省も平成5年度 までに約100大学にネットワーク関連予算措置をした。しかし未だ、問題点も多 く(10-13)、情報を集める側、提出する側、さらに活用する側のシステムなどの 確立、整備、その定常的な運用及び学会員の協力が必要になってくる。そのため に、いろいろな集会や雑誌などで啓蒙活動を展開(1-13)し、関連団体(各大学、 地域ネットワーク、出版業界、学会関連事業団体、学術情報センター、JCRNなど) へもアピールを続けている。これからも学会員皆様の理解を頂き、データベース 作成や学会活動活性化に協力をお願いしたい。