<内科学一般/Internal Medicine>


「内科学(合本・4分冊)」
上田英雄・武内重五郎/編/朝倉書店/25,750/91/5/教

「新臨床内科学」
高久史麿・尾形悦郎/監/医学書院/16,480/93/6/教

「内科学書(全5巻)」
山村雄一/編/中山書店/各 5,150/87/3/教

「内科診断学」
吉利 和/編/金芳堂/7,800/93/7/教

「内科診断学」
武内重五郎/編/南江堂/7,416/79/13/教

「身体所見のとりかた」
川上義和/著/文光堂/5,800/90/1/教

「今日の診断指針」
亀山・亀田・高久・阿部/編/医学書院/22,660/92/3/詳

「今日の診断指針(ポケット版)」
亀山・亀田・高久・阿部/編/医学書院/18,540/92/3/詳

「今日の治療指針」
日野原重明・阿部正和/編/医学書院/16,480/年/刊/詳

「今日の治療指針(ポッケト版)」
日野原重明・阿部正和/編/医学書院/13,390/年/刊/詳

「PO臨床診断マニュアル」
日野原重明/訳/MEDSI/5,768/93/5/詳

「内科治療マニュアル」
高久史麿 他/訳/MEDSI/5,974/90/5/詳

「NIM Lectures 臨床治療学」
高久・尾形・出月・柏木/編/医学書院/4,429/89/1/教

「NIM Lectures 臨床診断学 診察編」
阿部正和 他/編/医学書院/5,150/85/2/教

「診断マニュアル」
織田敏次 他/編/永井書店/7,004/82/1/詳

「患者診断学 アートとサイエンスを活かして」
日野原重明 他/訳/MEDSI/7,725/90/2/教

「内科レジデントマニュアル」
聖路加国際病院内科/編/医学書院/3,090/91/3/教

「当直医マニュアル」
大田喜久夫 他/著/医歯薬出版/2,500/91/2/教

「輸液を学ぶ人のために」
和田・近藤・梶原/著/医学書院/2,060/83/2/教

「Harrison's Principles of Internal Medicine」
Wilson,J.D./編/McGrow-Hill/20,549/91/12/詳

「Cecil Textbook of Medicine」
Wyngaarder,J.B./編/Saunders/27,038/92/19/詳

「Cecil Essentials of Medicine」
Andreoli,T.E./編/Saunders/8,230/93/3/教


◆内科学に関する多数の教科書、参考書が出版されています。その中でも歴史があり、定期的に改訂されている本を用いるのがよいでしょう。

◆かつては、参考書として洋書ばかりを挙げる先生が多かったようです。しかし、実際の臨床の場においては民俗間で疾病分布が異なり、国によって保健制度が異なるため、特に慢性疾患においての治療計画に違いが出ることがあります。日本の本を中心にすべきでしょう。ただし、逆にいえば国際的には日本の本も片寄りがあるわけですが‥‥‥‥。

◆朝倉書店の「内科学」は出版社名のアサクラが通称となっています。最もポピュラーな内科参考書で、内容も充実しています。講義・実習に毎回、教科書を持ちこみたい人は分冊を、自宅でじっくり辞書的に使いたい人は合本を買うとよいでしょう。

◆「新臨床内科学」はタイガースファンのようなマイナー好みの医学生が手にしている場合が多いようです。時にアサクラと両方持っている金持ちもいます。内容はややコンパクトですが、充実した執筆陣が担当しています。

◆中山書店の「内科学書」もスタンダードな教科書です。全5巻、別売可なので、必要な巻のみ買うという手もあります。

◆診断学は内科の基本です。一般内科書にも記されていますが、診断学としてまとまった1冊が欲しいところです。所見を把握することは内科だけでなく、全科に通じることなのです。

◆「NIM Lectures 臨床診断学」は身体の所見に詳しく、吉利の「内科診断学」は鑑別診断に詳しいのですが、やや古い感が否めません。

◆「患者診断学 アートとサイエンスを活かして」はイラストが多く、診断学を芸術の域にまで高めています。実際の診察の仕方が理解しやすく書かれています。

◆「内科レジデントマニュアル」は主要症状、疾患別に検査・治療の進め方が非常にコンパクトにまとまっています。プライマリーケアで何が重要なのかがわかります。新入医局員の当直用必携書でしょう。

◆「当直医マニュアル」は薬師丸ひろ子が映画『病院へ行こう』の中で握りしめていました。「内科レジデントマニュアル」の類書ですが、より小型です。鑑別診断が意外に詳しく書かれています。

◆輸液の勉強には「輸液を学ぶ人のために」が対話形式でわかりやすいでしょう。

◆「Harrison's Principles of Internal Medicine」や「Cecil Textbook of Medicine」は世界的に定評のある本です。手頃な洋書としては「Cecil Essentials of Medicine」があります。