病原大腸菌O-157を疑うケースでの外来診療指針


 現在、成人や幼児の二次感染とみられる患者さんが医療機関を受診されるケースが増えてきております。病原大腸菌O-157の患者さんと思われるケースにつきましては、これまで同様、以下の点に注意して診療いただきますよう、ご連絡申し上げます。

HUSの早期発見のため
以下のガイドラインを推奨します。

  1. 検 査
    • 血小板数、LDH、尿タンパクは必須、至急検査として実施する。
    • 便培養
  2. 入院基準
    • 血便、腹痛の持続
    • 乳幼児の血便
    • 血小板数の減少、LDHの上昇、タンパク尿や血尿
  3. 次回来院のタイミング
    • 発症2週間までは、1回/2日、を基本とする。
      ──血小板数、検尿(特に尿タンパク)は必須──
    • 3週目は、2回/週、を基本とする。


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