- 髄膜炎
- 髄膜刺激症状
- 頂部硬直
易刺激性になっているので、首を前に曲げると痛みを避けて筋肉を硬直させる
※左右には振ることは出来る。
- Kernig's sign
膝を伸ばそうとすると膝が屈曲して抵抗があり、痛みを伴う。
- 髄液検査
- 糖正常
- ウイルス性
- @エンテロウイルス
Aムンプスウイルス
B単純ヘルペスウイルス
- 糖低下
- 多核性
- 細菌
- 肺炎球菌
髄膜炎菌
- 治療
- ceftriaxone
(CTRX)
第三世代セフェム系抗生物質.非経口的に使用.血中半減期が約7〜8時間と極めて長いのが特徴である
- cefotaxime
(CTX)
第三世代セフェム系抗生物質.β-ラクタマーゼ耐性菌,グラム陰性桿菌にも強い抗菌力を示す.非経口投与
- aminobenzylpenicillin
(ABPC, ampicillin)
合成ペニシリン.グラム陽性球菌のみならず,インフルエンザ菌,大腸菌などのグラム陰性桿菌に対しても有効な広域抗生物質.作用機序は細菌の細胞壁の合成阻害
- 単核性
- カビ or 結核
- 塩素イオン濃度著明に↓down
フィブリンネット析出
PCRで鑑別可
- 髄液の墨汁染色
- 脳炎
- 単純ヘルペス脳炎
- クリュバー・ビューシー症候群
Kl殼er-Bucy syndrome
海馬回,扁桃核を含めた両側側頭葉を切除したサルに類似した特異な精神症状を示す症候群.精神盲ないし視覚失認,高度の記銘力障害や健忘,極度の不関無為,色情亢進などの人格障害がみられる.脳手術患者のほか,Alzheimer病,Pick病,脳外傷,脳炎,脳動脈硬化症,低血糖後脳障害,てんかん患者などで報告されている
- 片側の側頭葉が侵されやすく、海馬、帯状回なども障害される。
- 髄膜刺激症状の他に、精神症状(意欲低下、行動異常)あり
- アシクロビル
Ara-A (ビダラビン)
- ボレリア症
(ライム病)
ダニによって媒介されるBorrelia burgdorferi(スピロヘータ)の感染が原因で起きる疾患で,保菌動物は野ネズミやシカで,マダニが媒介する.初発症状は,咬傷部位から始まる拡大性環状紅斑である遊走性慢性紅斑で,発熱,頭痛,嘔吐,倦怠感などを伴う.感染の拡大による続発症状として,関節炎,神経症状,心症状が出現する.治療は,テトラサイクリンあるいはペニシリンの初期投与が有効.米国を中心にみとめられるが,世界中に増加傾向があり,本邦でも1986年に初症例が報告されている
- 神経根に一致した帯状の強い痛み
- 1期 慢性遊走性紅斑
2期 二次性紅斑、心筋炎、髄膜炎
3期 慢性関節炎、慢性神経障害
- CJD
Creutzfeldt-Jakob disease
- 急速に痴呆進行
- ミオクローヌス
筋の一部,全部,あるいは筋群に発生する突然,急速,短時間の不規則な不随意的収縮で,運動効果をもつことがある.機械的刺激で誘発されない.中枢病変が原因である場合が多い
- 周期性同期放電(PSD)高率
periodic synchronous discharge〈PSD〉
一定周期で左右対称性に比較的規則的に全誘導に同期して反復出現する異常脳波.CreutzfeldtJakob病(C-J病)で高率にみられる,鋭波,棘波,徐波などの複合からなる3〜5相の波で,周期は0.6〜1.0秒である.PSDは感覚刺激などの影響を受けにくく,ミオクロニーと同期して出現することもある.C-J病の病期によって変化する.PSDはC-J病だけでなく,亜急性硬化性全脳炎などにも出現する.クールーはC-J病に類似の疾患であるが,PSDはみとめられないという.大脳皮質および基底核が広範に障害された場合にだけ出現し,おそらく皮質下のペースメーカーや大脳皮質の不応期などが関連して周期性を形成するものと考えられている
- 錐体路症状
深部腱反射更新
病的反射(+)(Babinski反射、Chaddock反射など)
- 進行性多巣性白質脳症
(progressive multifocal leucoencephalopathy; PML)
- JCウイルスによる日和見感染
・健常人の70%が腎に感染
・調節領域に変異のある変異型JCVがoligodendrogliaに感染
・メカニズムは不明。
- 大脳白質に多巣性脱髄病巣
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