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2)

内頭蓋底 側頭骨錐体 を確認し(Fig.937)、その前面をノミで3mm程度ずつ、根気良く広範囲に削り落としていく。乳突蜂巣 が蜂巣状の空間として彫り出される(Fig.920)。外耳道が開放される深さまで、鋸を用いて側頭骨鱗部をくさび状に落としておくと効果的である。錐体外側部(乳突部)では乳突蜂巣が次第に露出・拡大していく。外耳道を上壁前壁から開放し、さらに乳突洞 がパカッと開いたら(Fig.937)、鼓膜は近い。さらに慎重にノミを進めて鼓膜を露出させる。鼓膜 の扱いが悪いと、続く耳小骨も破損してしまう(Fig.926,928)。鼓膜に緊張部弛緩部を区別する(Fig.924)。

Petrosal part of temporal bone 側頭骨錐体 937Pyramis
Mastoid antrum (Mastoid air cell) 乳突洞(乳突蜂巣) 920
*Squamous part of temporal bone *側頭骨鱗部919
Tympanic membrane 鼓膜 924
Pars tensa/Pars flaccida 緊張部/弛緩部 924
Auditory ossicles 耳小骨 926 tex2html_wrap_inline9405


Akiko Oshiro
1998年01月19日 (月) 16時56分03秒 JST