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外耳・中耳・内耳 (Fig.921926,935,937)
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内頭蓋底
で
側頭骨錐体
を確認し(Fig.937)、その前面をノミで3mm程度ずつ、根気良く広範囲に削り落としていく。
乳突蜂巣
が蜂巣状の空間として彫り出される(Fig.920)。外耳道が開放される深さまで、鋸を用いて
側頭骨鱗部
をくさび状に落としておくと効果的である。錐体外側部(乳突部)では
乳突蜂巣
が次第に露出・拡大していく。
外耳道
を上壁前壁から開放し、さらに
乳突洞
がパカッと開いたら(Fig.937)、
鼓膜
は近い。さらに慎重にノミを進めて
鼓膜
を露出させる。鼓膜
の扱いが悪いと、続く
耳小骨
も破損してしまう(Fig.926,928)。鼓膜に
緊張部
と
弛緩部
を区別する(Fig.924)。
Petrosal part of temporal bone
側頭骨錐体
937
Pyramis
Mastoid antrum (Mastoid air cell)
乳突洞(乳突蜂巣)
920
*Squamous part of temporal bone
*側頭骨鱗部
919
Tympanic membrane
鼓膜
924
Pars tensa/Pars flaccida
緊張部/弛緩部
924
Auditory ossicles
耳小骨
926
Akiko Oshiro
1998年01月19日 (月) 16時56分03秒 JST