壁側腹膜の後方にゲロータ腎筋膜 がある(Fig.372)。この腎筋膜は腎と尿管を前後から包んで小骨盤腔まで続いている。壁側腹膜の後方で体壁までの範囲のゆるい結合組織層を、腹膜後隙 とか後腹膜腔 と呼ぶ(腎筋膜に包まれた空間を含む)。以下、必要に応じて、腹部消化管を左右に寄せながら作業する。まだ、摘出しない。