2004年度入寮に関して、希望者に配布されるパンフレットの一部の文章を抜粋しています。
これらを参考に、寮の雰囲気を少しでも知ってもらえればと思います。

一、寮費・寮食について

一、新入生歓迎会について

一、男女共寮について

一、二人部屋について

一、寮の設備について

まとめますと

男女共寮について
望嶽寮は、男女が同じ建物にすむ男女共同の寮です。
この案内を読んでいる新入生の方で、特に女子の方は不安に思ったかも知れません。
しかし、勿論男子と女子は別部屋(男子は3F、女子は2Fと階も別です)ですし、洗面所やトイレ、洗濯機やシャワーも男女別ですので大丈夫です。
それに、在寮生の男女比はほぼ1:1で、男女極端に偏っていません。同性の先輩はよき相談相手、よき話し相手になることでしょうし、異性の先輩からも思いがけないアドバイスや本音が聞けてよい刺激になることでしょう。
ここまで色々書きましたが、寮生は男女問わず互いに話し合い、助け合える関係です。それは、一人一人が自分の考えを持ち、周囲に話したり逆に意見を聞くことができるからだと思います。
入寮する皆さんも先輩方と接していくことで、きっと学んだり自分の考え方が変わることがあると思います。 何はともあれ、私たちは皆さんの入寮を楽しみにしています!!
2人部屋について
入寮を考えている皆さんは2人部屋についてどのようなイメージを持っているでしょうか?
おそらくあまりいいイメージを持っていないでしょう。
確かにそのような生活をしたこののない人にとっては2人部屋のよさは想像しにくいものだと思います。
ですから1年間そのような生活を送ったものとしてその良さを皆さんに伝えられればと思いこのような文章を書かせてもらいます。
まずはその同部屋の人と一緒に勉強やレポートができる(これでかなり効率が上がります)。
暇な時の遊び相手が常にいる。家電を買うときに割り勘できるので経済的に楽。
朝苦手な人は起こしてもらえるetc... 
1年間暮らしたらわかると思いますが人間的にもかなり成長できるでしょう。 最後に入寮を希望しようかと迷っている人たち、2人部屋というものを否定的に考えるのでなく、ぜひ前向きに考えてみてください。  
寮生2年目から
今まで受験勉強ご苦労様でした。入学おめでとうございます。
大学生活でより楽しい、密度の濃い生活をしたい人は寮に入るといいと思います。
私は去年までは両親と生活していたので、この寮に入ったら突然生活の場に50人もの人がいることに驚きました。こんなに多くの人たちとその場限りの付き合いではなく、ずっと生活していけるのか疑問であり不安でもありました。
今から卒業するまでこの不安はなくならないように思いますが、その不安を押しのけるくらい面白いこと、学ぶことが多々ありました。寮では一つの問題が起きると、みんながそれぞれの考えを言い合います。その意見を自分で聞いて理解を深め、自分の中でまともな意見が深まることがあったりします。また、寮祭では皆で騒ぎ明かすなどして楽しいこともありました。
私は寮に入って2年目になりますが、本当に多くのことを先輩たちから学んできました。そしてこれからもたくさんのことを学び成長していかなくてはいけないと思っています。 以上寮2年目ということで偉そうなことを書きましたが、将来、人対人の仕事につく皆さんにとって、寮という環境での生活は今後の人生で絶対に貴重な経験になると思います。是非とも、皆さんの入寮を希望します。
寮長から
私たちの住んでいる札幌医大唯一の学生寮である望嶽寮は大学から徒歩10分、自転車を飛ばせば2分の閑静な住宅街の中にあります。
札幌の中心街までも近く、雪のない季節なら自転車でいける範囲にあり、コンビニやスーパーも非常に近くにあるため学生が住むのに絶好の立地条件にあります。
そこには、医学部、保健医療学部合わせて約50人ほどの札幌医大の学生が住んでいます。今のところ男女の比は大体1対1です。
「望嶽寮」という名前は、丸山が望める寮というところから作られています。「嶽」は「岳」の旧漢字です。
名前の通り寮の西側の窓や屋上からは円山や藻岩山をはじめるとする札幌市の代表的な山々が見渡せ、季節の遷り変りとともに様々な自然の顔を見ることができます。
この案内を読んでいる皆さんは、おそらく寮生活というものがいったいどんなものか、想像すらできなくて不安に思っている方も多いのではないかと思います。2人部屋だし、行事多そうだし、寮だし・・・等等。私が入寮前に抱えていた不安はこのような不安だったわけですが、入寮して生活してみると意外に早く解消したものです。それはおそらくはいたらすぐに諸先輩がたの暖かい歓迎があり、面白い同士ができ、寮のいいところをすぐ見ることができたからだと思います。この寮の良さは入ってみないとわからないところが多いのですが、一つに、寮で生活すること自体が非常に勉強になるということがあげられます。
この望嶽寮は寮生自身によって管理・運営されている全国でも珍しい学生による自治寮なのです。勿論、学生係や住み込みで寮食を作ってくれたり、寮生の様々な面倒を見てくださっている大谷さんのご協力があってのものなのですが、自治寮であるゆえに自分たちで様々なことを決めていける利点があれば、様々な難関や問題もあわせて生じてくるわけです。しかし私たちは寮をより住みよく楽しい環境にするように寮生個々人が自覚を持ち難関や問題と立ち向かっています。このような場は私たちに成長をもたらしていると思います。また50人も人が集まればその考え・価値観はかなり多様になってきます。普通の生活をしていると自分と比較的似たような考え方をする仲間と一緒になることが多いと思いますが、寮での生活は違った考え・価値観を持つ人間同士が、学年、学部、性別を超え深く関わり合い、話し合う場が数多くあり、人としてたくさんのことを学ばさせてくれます。私たちの将来なろうとしている医療従事者という職業には人対人の人間関係という要素が大きく関わってきます。そう考えると、寮で生活することは自然と将来の為になることだと私は思います。 大切な仲間を学年・学部・性別を超えて作れるということも寮のよさのひとつです。寮として行う行事はいろいろとありますが、それらは仲間との楽しい思い出を多く作り出していくことになるでしょう。今入寮を考えている皆さんは、入学してから卒業までこの寮にいることでたくさんのことを学び、たくさんのよき思い出を残せると思います。是非大学生活を寮生として有意義に過ごしてほしいと思います。