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[db-071] 1B36 : 一過性脳虚血後の海馬細血管の変化
##Begin
#Z 1B36
#A 一過性脳虚血後の海馬細血管の変化
#B Study on the morphological changes of Mato's FGP cells in
Gerbil
hippocampus after transient ischemia
#E1 大河原/重雄
#F1 おおかわら/しげお
#G1 Ookawara/Shigeo
#J1 自治医科大学解剖学第二講座
#K1 じちいかだいがくかいぼうがくだいにこうざ
#L1 Department of Anatomy, Jichi Medical School
#E2 益子/敏広
#F2 ましこ/としひろ
#G2 Mashiko/Toshihiro
#J2 自治医科大学脳神経外科
#K2 じちいかだいがくのうしんけいげか
#L2 Department of Neurosurgery, Jichi Medical School
#E3 鈴木/弘毅
#F3 すずき/こうき
#G3 Suzuki/Koki
#J3 自治医科大学解剖学第二講座
#K3 じちいかだいがくかいぼうがくだいにこうざ
#L3 Department of Anatomy, Jichi Medical School
#E4 増澤/紀男
#F4 ますざわ/としお
#G4 Mashiko/Toshihiro
#J4 自治医科大学脳神経外科
#K4 じちいかだいがくのうしんけいげか
#L4 Department of Neurosurgery, Jichi Medical School
#E5 間藤/方雄
#F5 まとう/まさお
#G5 Mato/Masao
#J5 国際医療福祉大学
#K5 こくさいいりょうふくしだいがく
#L5 International University of Health and Welfare
#D
和文抄録；短時間（5分間）脳虚血によるスナネズミ海馬CA1領域に於ける遅発性神経
細
胞死に関しては多数の報告がある。しかし、同域に於けるMato細胞を含む血
管壁構造の変
化に関しては殆ど知られていない。今回、私達は5分間の前脳虚血を施し、血流再開
後、
微小血管壁に分布するMato細胞の形態変化を経時的に観察した。
14〜15週のスナネズミ30匹を用いた。エーテル麻酔下で両側総頚動脈を露出し、直腸
温を37〜38℃に保ち、5分間血流を遮断した。血流再開後、5時
間、1, 2, 3, 5, 7日後に
2%paraformaldehydeと2.5%glutaraldehydeの混合液で潅流固定した。光顕による観
察には、更にフォルマリン固定後、パラフィン切片を作製しHE染色、PAS染色、sudan
black
B染色を施すと共に、エポン包埋トルイヂンブルー染色標本も併せ用いた。電顕観
察はオスミウム酸後固定後、エポンに包埋し、超薄切の後、観察した。
虚血・血流再開後、3日目に、海馬CA1領域に明瞭な遅発性神経細胞死が観察された。
同
領域のMato細胞は、CA3領域に比し、浮腫性変化が強かった。
しかし、CA1のMato細胞に於いては、すでに術後1日目に於いてCA3領域より形態学的
変化は強く認められ、時間の経過と共に増強する場合が多かった。遅発性神経細胞死
の発
現とMato細胞の機能変化との関連が伺われた。
3日目以降に於いても、CA3領域に比し、CA1領域に於ける細胞反応は多彩となり、増
生
した星状膠細胞とMato細胞との接触、両細胞間に於ける物質の受け
渡し(？)を思わせる像
が得られた。更に、Mato細胞と黒化したミクログリア様細胞及び血球由来細胞との接
触が
観察された。
#M スナネズミ、海馬、虚血、遅発性神経細胞死、間藤細胞
#N gerbil, hippocampus, ischemia, delayed neuronal cell
death, Mato's FGP cell
#Last_modified 97.03.28-13:27
#Return_path s-ookawa@jichi.ac.jp
#Sequence_number 71
##End
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