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[db-080] 1P066 : 鶏胚神経上皮細胞の分化とビメンチンの分布 - 免疫組織化学的考察



##Begin
#Z 1P066
#A 鶏胚神経上皮細胞の分化とビメンチンの分布 - 免疫組織化学的考察
#B Vimentin and differentiation of neural epithelium in chick embryo: An
immunohistochemical study
#E1 岩月/宏彦
#F1 いわつき/ひろひこ
#G1 Iwatsuki/Hirohiko
#J1 川崎医科大学解剖学教室
#K1 かわさきいかだいがく かいぼうがくきょうしつ
#L1 Department of Anatomy, Kawasaki medical school
#E2 熊野/一郎
#F2 くまの/いちろう
#G2 Kumano/Ichiro
#J2 川崎医科大学解剖学教室
#K2 かわさきいかだいがく かいぼうがくきょうしつ
#L2 Department of Anatomy, Kawasaki medical school
#E3 横山/ちひろ
#F3 よこやま/ちひろ
#G3 Yokoyama/Chihiro
#J3 川崎医科大学解剖学教室
#K3 かわさきいかだいがく かいぼうがくきょうしつ
#L3 Department of Anatomy, Kawasaki medical school
#E4 佐々木/和信
#F4 ささき/かずのぶ
#G4 Sasaki/Kazunobu
#J4 川崎医科大学解剖学教室
#K4 かわさきいかだいがく かいぼうがくきょうしつ
#L4 Department of Anatomy, Kawasaki medical school
#D 鶏胚神経上皮細胞の分化とビメンチンの分布 - 免疫組織化学的考察
岩月宏彦, 熊野一郎 ,横山ちひろ, 佐々木和信 (川崎医大・解剖)
 本研究は上皮細胞の分化に鋭敏に反応するビメンチンをマーカーとして
脊髄初期発生に伴う神経上皮細胞,神経細胞と神経堤細胞の分化過程を
明らかにする事を目的とする.Stage 7-30の鶏胚を使用し,頸髄部の
神経系細胞内のビメンチンを,抗ビメンチンモノクローナル抗体を用いて
免疫組織化学的に検出した.Stage 7の頸部神経板の神経上皮細胞は
基底部のみにごく微量のビメンチンが検出される.Stage 8の
神経溝腹側約2/3の神経上皮細胞は基底部に中程度,背側1/3では微量の
ビメンチンが検出され,腹側と背側で明らかな差が生じる.Stage 9の
神経堤細胞はビメンチンを微量に含む.Stage 15-17になると神経管上皮は
腹・背側で細胞基底部に多量,さらに細胞中央部から頂部まで中程度の
ビメンチンを含有する.神経堤細胞も増加する.外套層と脊髄神経節が
形成されると,外套層中間質と翼板の神経細胞はビメンチンを多量に
含有するが,基板と脊髄神経節細胞では急減する.以後神経系の細胞の
ビメンチン含有量は減少し,Stage30では底板と蓋板にのみビメンチンが
微量検出されるようになる.神経溝上皮では,将来基板と中間部を形成する細胞は
ビメンチンを多量に含有し,神経溝形成時にすでに神経上皮の基板形成細胞,
中間質形成細胞と翼板形成細胞の分化が開始する事が明らかになった.
[本研究の一部は川崎医大プロジェクト研究費(No.8-301, 1996)の援助で行われた]
#M ビメンチン, 神経上皮, 神経堤, ニューロン, 神経芽細胞, 発生
#N vimentin, neuroepithelium, neural crest, neuron, neuroblast, development
#Last_modified 97.03.25-12:24
#Return_path kumano@med.kawasaki-m.ac.jp
#Sequence_number 44
#Last_modified 97.03.31-13:50
#Return_path kumano@med.kawasaki-m.ac.jp
#Sequence_number   80
##End

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