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[db-087] 3A06 : 標的遺伝子組換えによるダイオキシン受容体欠損マウスの組織像

To: db-abst@sapmed.ac.jp
Subject: [db-087] 3A06 : 標的遺伝子組換えによるダイオキシン受容体欠損マウスの組織像
From: keisuke@mcai.med.hiroshima-u.ac.jp
Date: Tue, 1 Apr 1997 10:12:38 +0900 (JST)

##Begin
#Z 3A06
#A 標的遺伝子組換えによるダイオキシン受容体欠損マウスの組織像
#B Histological aspects of mice deficient in the dioxin-binding aryl hydrocarbon receptor.
#E1 山下/敬介
#F1 やました/けいすけ
#G1 Yamashita/Keisuke
#J1 広島大学 医学部 解剖学第一講座
#K1 ひろしまだいがく いがくぶ かいぼうがくだいいちこうざ
#L1 Department of Anatomy, Hiroshima University School of Medicine
#E2 高木/敏男
#F2 たかぎ/としお
#G2 Takagi/Toshio
#J2 １に同じ
#K2 １に同じ
#L2 １に同じ
#E3 安田/峯生
#F3 やすだ/みねお
#G3 Yasuda/Mineo
#J3 １に同じ
#K3 １に同じ
#L3 １に同じ
#D 標的遺伝子組換えによるダイオキシン受容体
 欠損マウスの組織像
山下敬介、高木敏男、安田峯生（広島大・医・第一解剖）
【目的】ダイオキシンは生体に対し、生殖毒性・免疫毒性等さまざまな毒性を及ぼす。これらの毒性の多くは受容体型転写因子であるダイオキシン受容体（アリル炭化水素受容体 Aryl hydrocarbon receptor, AhR)を介すると言われている。この受容体遺伝子の第一エクソンを LacZ 遺伝子で置換したターゲティングベクターによって相同置換したマウスが作製された。このマウスのホモ (AhR-/-) 個体は成獣となりホモの雄・雌による生殖が可能である。ヘテロ (AhR+/-) の雄・雌の交配ではメンデルの法則に従って AhR+/+, +/-, -/- の遺伝子型を持つ仔が それぞれ１：２：１の割合で出生し、ホモ (AhR-/-) は特に致死的ではない。AhRは内因性リガンドが知られておらず、今回は AhR欠損が組織構築に及ぼす影響を検討した。
【方法】７,14週齢の雄ホモ個体の組織をホルマリン固定し光顕で観察した。【結果】肝臓・膵臓・胸腺・脾臓・精巣には光顕レベルで異常が見られなかった。肝臓には線維化はなく、同様の AhR欠損マウスを作製した他のグループの所見 (Science 268:722-6,1995; Proc. Natl. Acad. Sci. USA 93:6731-6,1996) と若干異なることが明らかとなった。
（東北大・大学院・理 藤井義明教授・三村純正氏、東京大・医科研 勝木元也教授との共同研究による。）
#M 遺伝子組換え genetic recombination ダイオキシン dioxin
受容体 receptor マウス mice
転写調節 transcriptional control 肝臓 liver
#N 遺伝子組換え genetic recombination ダイオキシン dioxin
受容体 receptor マウス mice
転写調節 transcriptional control 肝臓 liver
#Last_modified 97.04.01-10:12
#Return_path keisuke@mcai.med.hiroshima-u.ac.jp
#Sequence_number   87
##End

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