(1)言い訳

 始めにお断りさせていただきますが,私はマッキントッシュのオーナーでは ありますが,全然詳しくはありません.しかし,UNCの環境にはマックがな いため,唯一オーナーである私が原稿を担当させていただきました.うそは書 かないつもりですが,足りない部分や,間違っている部分があるかも知れませ
ん,その時はどんどん sains-news-ml@cabbage.anat.sapmed.ac.jpまで,
文句,お叱り,励まし,アドバイスをお送りください.もちろん,「お前じゃ 話しにならないので,俺がやる.」という方も大歓迎です.

(2)MacTCP


 では,第1回の今回はMacTCPについて書きます.MacTCPは,マックとネット ワークとの橋渡しをするソフトです.難しい話はここでは省かさせていただき ますが,TCPとは,TCP/IPの略で(たぶん)このTCP/IP(Transmission Control Protocol/Internet Protocol)はインターネット(この意味がわからなければ 学内のネットワークと考えてくださっても結構です.)で使われているお約束 のことで,マックの とかと同じものだと考えてください.これがないとネットワークは使用できま せん.まずこのMacTCPをどこからかもってきます.MacTCPは売り物ですので APDAから購入します不正コピーはいけません).しかし,最近では雑誌の付録 のCD-ROMの中に入っていたりします.詳しい話は知りませんが,次のSystemで は付属するというはなしも聞きます.(UNIXではあたりまえだけど,パソコン では画期的なことなのかな?)持ってきましたら,これをの上にドラッグしてきます.すると,


という,パネルが出るのでOKを押すなり,returnキーを押しましょう.すると, コントロールパネルの中に

が入っているはずなので,すかさずダブルクリックをして,立ち上げましょう. すると,


というパネルが出てくるはずです.ここで,上のようにEthernetと書いてある アイコンをクリックして選択しましょう.(上の例ではEThernet Built-Inと なっていますが,そうでない場合もあります.どっちにしろアイコンの絵で選 べば間違いないはずです.)ここで,Moreをクリックして,設定を行いましょ う.クリックすると次のようになるはずです.

ではまず,ここで左上のManuallyを選択しましょう.(なぜか知りたい人は, 第1解剖大川のとこまで来てください,説明がめんどくさい.)次に,右側の IP Address:のClassを選択しましょう.札幌医大は医学部と保健医療学部しか ないのに,クラスBを持っています.これはとても素晴らしいことです(IPア ドレスとして,65536個あることになります.)まだまだマシンをつなぐ余裕が あるので(現在202台),みなさん,どんどん接続しましょう.次に,サブネッ トマスクを上の図のように255.255.255.0になるように,▽マークをスライド させましょう.さて,一番面倒くさいのは次のネットワーク番号の設定です. (何とかならんかなぁ,本当面倒くさい)札医大はクラスBの163.130.*.*な ので,163*256+130=41858をNetの値に入れます.あとは,Subnet,Nodeともに 8ビットなので,管理者から言われたアドレスに設定します.上の例では 163.130.3.166なので,Subnet=2,Node=166となります.(クラスCだと,
もっとめんどくさい.よかった,よかった)次にRouting Informationですが, 基本的には自分のIP Addressの4番目の数字が200がGateway Addressになって いるのが札医大でのお約束です.よって上の例では163.130.3.200がGateway Addressとなります.次にネームサーバーですが,一般的には上のように入れ てもらえれば問題ありません.ここまで設定しましたらOKを押して,再起動し てください.これで,あなたのマックはネットワークを使用することが可能に なります。(たぶん…)

注意:上のアドレス設定はあくまで例であり、同じような
値を設定することは全くの無意味です。あなたのマックを ネットワークにつなぎたい時は、管理者 に連絡しましょう。


(3)次回予告(連載なのか?)


 ネットワークにつないだら,やはり電子メールでしょう.ということで,マッ ク上での電子メールということで,マック上での電子メールのソフトの定番
Eudora について,話す予定 です.何か,質問,文句,希望,その他
がありましたら, sains-news-ml@cabbage.anat.sapmed.ac.jp までメールを
下さい.(不幸の手紙はやめてね)
文責 大川洋平%第1解剖兼第2外科@札幌医科大学 (ohkawa@sapmed.ac.jp)
協力 本田亮一先生@ICU (honda@sapmed.ac.jp)
参考文献 UNIX MAGAZINE 1994年7月号,Software Design 1993年6月号

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