札幌医科大学医学部

分子医学研究部門
 

バイオ研究者のための情報技術(IT) 第2部 バックアップの実践

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***このページは2001年4月3日に更新しました***


**「バイオ研究者・大学院生のための便利メモ」**


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第2部 大切なデータとコンピュータシステムを守ろう: バックアップ実践計画

その1 ファイルのメインテナンス
やはり、基本になるのは、日頃のファイルとハードディスクのメインテナンスです。私は、シマンテック社のノートン・システムワークスというユーティリティーを使っています。

検査してみると意外とファイルが壊れていることも多いものです。一週間に一度ぐらいのペースで ノートン・システムワークスの ディスク・ドクターを起動して、損傷したファイルやディスクを見つけて修復しておきましょう。5分から15分程度で終わります。

それからいらないファイルは捨てて消しておきます。

ディスクが断片化してくるとトラブルの元です。1ヶ月に一度ぐらいのペースでノートン・システムワークスの スピード・ディスクを起動して、断片化をなくしておきます。このとき、ノートン・システムワークスのCD-ROMから起動(起動時にCをキーボードで押し続けると良い)するのがこつです。これも時々やるようにしておくと、断片化はたいしたことないので1分もかからずに終わります。断片化が激しいときにはもっとずっと時間がかかるときもあります。

  注: (Macではこれで良いのですが、Windows2000では、CDから起動してもアンチウィルスが起動するだけです。従って、Windowsのマシーンでは、Windowsを立ち上げてから、ノートン・システムワークスのスピード・ディスクを起動して、断片化を解消してください。

以上、当たり前の話ですが、恐らく一番重要なメインテナンスです。

PS おととい、ノート(Windows98)の断片化を調べたら、94%となっていました。スピードディスクを実行したところ、延々とやっています。2時間半もかかりました。断片化を補修した後、もう一度スピードディスクを実行してみたところ、解消不要、とのこと。要するに、断片化が進むと直すのはとても大変です。こまめにやっておきましょう。コンピュータを使う予定のない時にやるのが肝心、仕事をしたいときに、スピードディスクを実行すると、終わるのを待つのがとてもじれったいのです。 2001年3月30日 HH

PS 二日後、試しにもう一度同じWin98ノート(つまり、ほとんど断片化していないはず)で、スピードディスクを実行したところ、今度こそ延々、4時間たっても完了せず、さすがに待っていても仕事にならず、途中でストップさせてしまいました。時々、仕事が終わってさあスキーにいくぞ、というときに出かける前に起動実行しておく、なんてやりかたでいきましょう。 2001年4月3日 HH

その2 自分の環境をいつでも再現できるブータブルCD-Rを作ろう

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