In search of a miracle. Nature 423:112,
2003.
Nature 誌のニュース記事です。Rapalino et
al. Nature Med. 4:, 814-821,
1998. の論文の関連記事です。ほかに、Neuron
38: 187, 201, 213 (2003) の3つの論文がサイトされています。ヒトの脊髄損傷の治療がラットの基礎実験ほどはうまくいかないこと。実験がテクニカルに難しく再現性の取りにくいものであるとともに、患者の側から余りにも期待され過ぎていて研究者にもプレッシャーが強すぎるのではないか。
Neuron 誌の3つの論文はすべて nogo という遺伝子に関するもので、Nogo-A
という蛋白を作れないノックアウトマウスで、脊髄損傷に対する再生が起こりやすいとか、起こらないとか、コントラバーシャルな論文たちとのこと。
当部でも新しく脊髄損傷の再生医療に取り組むべく、モデル作りから開始しています。NYUのインパクターという、脊髄損傷実験用の器械を輸入すべく、事務手続きを開始したところです。(意外と事務手続きが難しいようです。)