札幌医科大学医学部

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2001年4月3日 札幌は天気の悪い日が多い。服装はどうしよう?

今日も曇天で雨の降る寒い日です。札幌の4,5,6月は、風がびゅんびゅん吹いて、天気が悪くて雨も降って寒い日が多いのです。今日はあったかそうだと思いこんでジャケットだけで歩き出すと、寒い風でひどく後悔したこともしばしば。結果、風邪もしょっちゅう引いてしまうし。日々愛用のダウンのオーバー、もう半年近くも着ています。まるで羽布団にくるまって歩いているよう。暖かくて軽くて快適です。これをどこで洗濯に出そうか、この季節、判断が難しいのです。あんまり早いとみすみす風邪を引いてしまいます。あんまり遅くなると、寒い秋がすぐに来てしまいますので---そのまんま着続けようかと思ったりもするのです。---が、いけない、そんなことでは。

東京に住んでいた頃は毎日のように磨いていた革底のストレートチップも、こんなに天気が悪いのでは一年のうち履いていられるのはほんの数日です。私もすっかり合成ゴム底派に変身してしまいました。

ところで、服装、身なり、部長や教授があんまり地味でダサクてむさ苦しいと、若い大学院生も幻滅してしまう。ああ(教授のように)はなりたくないもの、と思って進路を大きく研究からはずしてゆくのでは---困ります。大学院生が20年後の自分の姿を想像して、多少とも目標になるものを教授がもっておかないと。しかし、「内面から時にそこはかとなくにじみ出る深い教養、困難に直面してはじめて現れるはずの真の誠実や勇気」−−−など、など、学生に温かい目で見てもらえると思うわけにはいきますまい。まずは、足許の靴、そして服装、身なりから、時代に流され、時には棹さしながらも、いつでも学生の1,2歩先を進んでゆこう、というのが地道流では?

濱田洋文

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