札幌医科大学医学部 分子医学研究部門　　近況と話題

2001年７月３日ｂ　Immunology: T cells and tumours

腫瘍免疫の話し。Nature　の総説を紹介します。パードルさんの総説の図に載っている「Danger signals」、これは、私の知る限り、ポーリー・マッツィンガーさんが有名にした概念です。免疫系は、自己非自己を見分けるのではなくて、この「危険シグナル」を見分けるために発展してきた、という仮説です。興味ある方はアニュアルリビューの彼女の総説をじっくり読んでみてくださいね。私も、数年前に一度何かの総説でじっくり解説したことがあります。今度見つけたら紹介します。

Drew Pardoll The immune system's response to new tumours is complicated but seems to depend on where and when tumours develop. This will have to be much better understood to enlist a patient's immune ... Nature 411, 1010 - 1012 (28 June 2001) Full Text | PDF

この総説で取り扱われている以下の論文も参照してください。

Shankaran, V. et al. Nature 410, 1107-1111 (2001). | Article | PubMed |

Ochsenbein, A. F. et al. Nature 411, 1058-1064 (2001). | Article |

濱田洋文

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