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後方から上肢帯の遊離  (Fig.630)

肩甲骨内側縁 に付く前鋸筋 の広がりを確認する(Fig.24,31)。最後に重要な作業がある。肩甲骨と胸壁の間のゆるい結合組織に手を入れて、前鋸筋を肩甲骨側に押しつけながら、肩甲骨 (上肢帯全体)を前方に遊離する。強力な前鋸筋の第1筋尖(第1肋骨に付着)を確認しておく(Fig.146)。前鋸筋と胸壁の間に、自由に動く一種の関節面があることを理解する。肩甲骨の回旋と上肢の挙上については、p.gif 参照。まだ前鋸筋を肋骨付着から剥離してはいけない。

Medial border of scapula 肩甲骨内側縁 92
Serratus anterior muscle 前鋸筋 24


Akiko Oshiro
1998年01月19日 (月) 16時56分03秒 JST