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噴門 の括約作用については検討しているだろうか。横隔膜 に前から割を入れて、食道裂孔 を慎重に開放する(Fig.229,362)。ピンチコックアクション (内視鏡の用語)が起こるだけに、横隔膜は食道 に密着して狭めている。3(4)か所の食道狭窄部を復習する(p.
)。噴門周囲の鞘状の結合組織が食道裂孔を通って上方にドーム状に突出している。胃食道接合部 EC junction と胃窮隆(噴門部) にはさまれたヒス角(噴門切痕) はライヘでは明瞭ではない。(Fig.295)。胃噴門部が上方に脱出した食道裂孔ヘルニア の例があれば、みなで観察するので報告すること。最後に大静脈孔 ・食道裂孔 ・大動脈裂孔 の高さを椎体と対応させて確認する。参考書のごとくTh8, 10, 12だろうか(Fig.227)。
| Cardiac orifice | 噴門 | 296 | |
| Esophagus | 食道 | 229 | |
| *Cardiac notch | *噴門切痕(ヒス角) | 295 | |
Akiko Oshiro
1998年01月19日 (月) 16時56分03秒 JST