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咬筋 を下顎骨からメスで剥離して上方に(必ず、下から上に)反転する(Fig.748)。下顎切痕 から筋に進入する咬筋動脈・神経 を温存する。下顎骨筋突起 と関節突起 の間の下顎切痕 という大きな窓を骨標本で確認する(Fig.869)。三叉神経 は卵円孔 のすぐ内側で、3本の枝を出す(Fig.777)。ここを通って下顎神経 が頭蓋の外に出たところを下顎切痕中央部から穿刺針を刺入してブロックすることがある(付図p.
)。 咬筋を頬骨弓 からも剥離し、側頭筋と咬筋の移行筋束と血管・神経だけでぶら下げる。咬筋と頬筋の間の頬脂肪体を除去し、頬筋 (口腔壁)の輪郭を明らかにする。
Akiko Oshiro
1998年01月19日 (月) 16時56分03秒 JST