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Japanese Association of Geriatric Dermatology Research

ごあいさつ

代表世話人より

21世紀は少子化・高齢化社会です。
日本においては、65歳以上の方々が全人口の27.3%を占めており、昭和25年以降毎年増加しています。 一方15歳未満の子供の数は全人口の12.6%となっており、こちらは42年連続減少傾向が続いています。
*総務省統計局HPより

このような社会を迎え、我々皮膚の生理機能と疾患に興味を持つ者も、今までとは観点を変えて対応する必要が出てきております。 geriatric dermatology(加齢皮膚科学;老年皮膚科学)は、pediatric dermatology(小児皮膚科学)と同様もしくはそれ以上に大切な分野となっています。

加齢皮膚医学の持つ守備範囲はきわめて広く、極端に言うと子供の時代から加齢は始まっていると考えられます。 例えばホクロ、シミ、メラノーマ等の皮膚癌を予防するためにはこの小児の時代から始める必要があります。 また、高齢者は必ず何らかの皮膚病を持っており、生活習慣に起因する皮膚病、皮膚感染症も確実に増えてきております。

このような方々の治療に当たっては皮膚科医のみの力では限界があり、多くのコ・メデカルの方々の協力の下に治療を行なう必要があります。最近、美白、しみとり、しわとり等とそれらに対する予防が脚光を浴びておりますが、これも加齢に伴う皮膚変化に対する関心の高まりを示すものです。

このような社会変化に対応するために、私たちは新しい加齢皮膚医学の生理・病態、診断・治療に関する情報の場を設けるため、2005年より年1回の研究会を開催しています。2012年からは研究会のプログラムに「加齢皮膚医学講座」を新たに開設し、加齢皮膚科学に造詣の深い先生方にご講演いただいております。 さらに、2017年からは研究会での講演内容を発表している機関誌「加齢皮膚医学セミナー」の表紙デザインを一新、発刊回数についても年1巻から年2巻へ変更となりました。

加齢皮膚医学研究会 代表世話人
神保 孝一
(札幌医科大学名誉教授/皮膚病総合医学研究所所長)



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