2001年5月12日b 土曜日の雑感
産業スパイ事件の記事など読んでいると、さすがのわたしもうんざりげっそりです。しかし、大学の医学部が、立派な医師や医学研究者を育てるための職業教育のための機関でもある以上、教授としては、せめて学生が将来FBIにつかまったり(あるいはCIAに暗殺されたり?)しないような最低限のルールを教えてあげる義務があるでしょう。やっかいな職業に就いてしまったものです。
が、教えを受けるべき大学院生たちは、経済的に全くサポートされていません。妻子を養うための日々の糧を得るためのアルバイトに追われ、わずかの残り時間を研究に捧げて、寝る時間も少ない。
ほとんど無人の土曜の朝のラボで、教授はひとり静かにタイプを打ち、次の一手を打ち出すための大局観を養う。
うーん、静かな土曜の朝があること自体、大きな幸せと思います。
今週は、月曜から金曜まで、過激な忙しさで、大きなプロジェクトがいくつも進展しました。ゆっくりと記載する暇はありません。またいずれ。
濱田洋文
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