日本疫学会創立20周年記念講演会    
    日 時:2011年1月21日(金)14:30〜15:30
  場 所:かでる2.7北海道立道民活動センター かでるホール(1F)
  テーマ:日本疫学会の温故創新
  
    座 長 :重松 逸造 先生(財団法人放射線影響研究所名誉顧問)
    演 者 :田中 平三 先生(神奈川工科大学応用バイオ学部栄養生命学科教授)
     「脳卒中のコホート研究と予防対策の実践」

  座 長 :青木 國雄 先生(名古屋市社会福祉協議会名誉会長)
    演 者 :廣畑 富雄 先生(九州大学医学部名誉教授)
          「日本疫学会創立時の回顧と将来への展望;私の実践疫学への試み」
第18回疫学セミナー     
    日 時:2011年1月20日(木) 14:30〜17:30 (受付:14:00〜)
  場 所:かでる2.7北海道立道民活動センター 820研修室(8F)
  定 員:120名 (定員になり次第、締め切りとさせていただきます) 
  参加費:2,000円 (当日参加費:2,000円)
  参加申し込み方法:振込用紙通信欄「疫学セミナー」にチェックし、総会
           参加の申し込みと一緒に参加費をお振込みください。    
  テーマ: 疫学データ解析用ソフトウエアの上手な使い方
  コーディネーター: 鈴木 貞夫 先生(名古屋市立大学大学院)
            村上 義孝 先生(滋賀医科大学)

  演 者1: 名古屋市立大学大学院 鈴木 貞夫 先生
    演 題1: 統計解析ソフトの比較検討 ―握力の多変量回帰分析を例に―
         握力と身長は関連がありますが,性が交絡していますので,性を無視
        して解析すると,実際より強い関連が観察されます.エクセル使用して
        このデータの紹介した後,SAS,R,Stataを用いて,それぞれの講師が
        実際のデータをどのように扱って多変量解析を行うかのオリエンテー
        ションをします.SASでは,グラフィカルなユーザーインターフェースで
        あるEnterprise Guideを用いて,探索的に解析を進めます.Enterprise 
        Guideは,同時にSAS Codeを出力できますので,SASプログラミングの
        学習にも役に立ちます.Rでは,いくつかの手続きをまとめて関数定義を
        することが容易で,強力な作図機能をもち,ベクトル演算にすぐれている
        という特徴を生かしたプログラムを組んで解析します.エクセル形式の
        データを直接データフレームとして読み込むために,gdataというパッケ
        ージを利用します.Stataでは,データの読み込みから,グラフ,表の
        作成までの一連の流れを紹介します.それぞれのソフトの使い心地を実感
        していただけると思います.

    演 者2: 北海道臨床開発機構 伊藤 陽一 先生
  演 題2: SASによる標本調査データの解析
        通常の統計解析パッケージで計算される標本平均や割合,回帰分析などの
       結果は,標本が無限母集団から単純にサンプルされたことを前提としてい
       ます.しかし,よく行われる社会調査では,二段階抽出など,複雑なサンプ
       リングデザインで標本抽出されており,無限母集団からの単純サンプリング
       を前提とした解析方法は,統計的に妥当ではなくなることが知られています.
       SASに最近追加されたSURVEYSELECT,SURVEYMEANS,SURVEYFREQ,SURVEYREG,
       SURVEYLOGISTICの各プロシジャは,複雑なサンプリングデザインに対応して
       標本平均や割合の推定や回帰分析を行うためのプロシジャであり,その汎用
       性は高いものと思われます.本発表では,標本調査データ解析の理論を簡単
       に紹介し,それぞれのプロシジャのサンプルプログラムの解析結果を解説し
       ます.
  
   
    演 者3: 群馬大学大学院 中澤 港 先生
    演 題3: Rによる生存時間解析入門
        臨床試験などで多用される生存時間解析について,Rではsurvivalパッケージ
       を利用しますが,最近ではRcmdrというパッケージによって提供されるグラフィ
       カルなユーザーインターフェースからも,RcmdrPlugin.survivalというプラグ
       インによって,その機能の一部を利用できるようになりました.  survival
       パッケージに組み込まれている急性骨髄性白血病の臨床試験結果のデータ
       フレームamlを題材として,カプラン=マイヤ法,ログランク検定,コックス
       回帰など,生存時間解析の基本を説明します.
       
    演 者4: 大阪府立成人病センター調査部 伊藤 ゆり 先生
    演 題4:(仮題) Stataによる欠測値の処理(multiple imputation):
                    地域がん登録資料を用いた実例の紹介

        調査研究の解析において頭を悩ます欠測値の処理について,近年主流となって
       きている多重代入法(multiple imputation)の適用例をStataを用いて紹介し
       ます.地域がん登録資料における進行度不明例への対処を例として紹介します.
  
疫学の未来を語る若手の集い    
    日 時:2011年1月20日(木) 18:00〜20:00
    場 所:かでる2.7北海道立道民活動センター 820研修室(8F)
  参加費:無料
  テーマ:「若手の研究費獲得」
  [第一部]「研究助成申請書の書き方」
      柳川洋先生(公益社団法人地域医療振興協会・ヘルスプロモーション研究センター)
  [第二部]「若手の研究費獲得状況について(予定)」    
    内容の詳細については、後日掲載します。
第21回日本疫学会学術総会開催記念・札幌医科大学開学60周年記念市民公開講演会    
    日 時:2011年1月20日(木)14:00〜16:00
    場 所:かでる2.7北海道立道民活動センター かでるホール(1F)
    テーマ:循環器疾患とがんの予防
   座  長: 三宅 浩次 先生(札幌医科大学名誉教授)
    演  者:島本 和明 先生(札幌医科大学理事長)
            「高血圧から身を守ろう!」
    座  長:菊地 浩吉 先生(札幌医科大学名誉教授)
  演者 :津金 昌一郎 先生(国立がん研究センター部長)   
            「がんを遠ざける生活習慣:科学的根拠に基づくがん予防」   

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