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[new-north:00092] Re: Let's BEGIN
浅川@マリモインターネットです。
> これは浅川さんほか商用ISPの関係者にお尋ねしたいのですが、
> 北海道内にIXを置いた場合、trafficに対しどの程度効果があると思われますか?
> IXの設置形態やtopologyにもよるのでしょうが、
> その形態もあわせてお尋ねします。
基本的にtrafficで恩恵を受けるのは、SINETに繋ってる組織の人が
自宅からプロバイダ経由でtelnetする場合と
普通のユーザは北大からFTPするときだけでしょう。
札幌には、約100のプロバイダのアクセスポントがあります。
しかし、このうち、道内にメールサーバ/Webサーバがあるのは
地元資本のプロバイダだけです。
全国展開してるプロバイダのメールサーバ/Webサーバは、東京にあります
また、それらの会員のマシンのDNSのアドレスは、東京のサーバの
IPアドレスが設定されています。
また、それらの会員の、認証サーバも東京にあります。
つまり、全国規模のプロバイダ参加者は、東京とのラインが切れたなら
インターネットにログインすらできません。
よって、災害対策にはまったく使えません。
ここまでは、グローバルな視野での、意見です。
地元プロバイダとしての狭い意見ですが。
IXが出来て、地元プロバイダ間で相互接続した場合は
東京とのラインが切れても、通信可能になるので
これは、全国レベルのプロバイダに対してアドバンテージに
なります。
しかし、道内資本のプロバイダを全部つないでも合計
5000人をこえることはないでしょう。
この数字は、たぶん、道内の商用インターネット参加者の1/4以下です。
総数については資料がありませんが
自分の知ってるオオテ地元プロバイダの合計が約3000人だから
残りのカスを合計しても2000は越えない。
そう言う意味でもIXを作っても、北大傘下がつながらなくては意味がないでしょう。
でやはり、BGPだとかASだとかってはなしは、ややこしいし
あまり現状では意味ないので
LMX(local Mail eXchange)として、メールだけ参加プロバイダ間で
スタチック配送すると良いとおもいます。
またSINET(北大傘下)むけのtelnetは、LMXに
delegateを配置して、踏み台にするのが現実的じゃないでしょうか。
Reference(s):