CT用デジタル・ファントム

 

球体のファントム画像を作成するプログラムです。CT画像上に疑似的な病変部を作成し、ROC解析を行うことを目的としています。
 

・使用法

1. プログラムの起動

 ダウンロードしたファイルを適当な場所に展開し、でじふぁん3Dフォルダの「DigitalPhantom.exe」を実行してください。

 

2. 画像データを読み込み
 メニューのファイル -画像の読み込みでDICOM画像のフォルダDICOM画像のフォルダをドラッグ%ドロップしてください。DICOM画像は非圧縮のものを用意してください。

main window

 画像の変更は画像上でマウスホイールを操作してください。ウィンドウ、レベルの変更は右または左ボタンを押してマウスをドラッグしてくだDさい。
上下の移動でウィンドウレベル、左右でウィンドウ幅が変わります。

3. ファントムの作成
 まず、ファントムを作成する場所の画像を表示させ、#1(ファントムの番号、10個まで作成可能)の右の「使用」チェックボックスにチェックを入れて、画像上の作成したい場所をクリックします。CT#はファントムのCT値、半径はファントムの大きさです。

上記手順を繰り返し、適宜ファントムを作設定成してください。

 フィルタはファントム画像に適用するフィルタです。

 設定完了後に「Phantom画像作成」ボタンを押します。

 表示画像をファントム画像に切り替えて作成したファントムを確認してください。
 

 作成したファントム画像を示します。(左から原画像、ファントム像、合成画像)
 

 4. 画像の保存

メニューの File - Save As... を選ぶと下のようなダイアローグが表示されます。

ダイアローグの各項目を設定し、保存ボタンを押してください。
DICOM画像として保存されます。

ファントム画像をボリュームレンダリングしたものを下図に示します。
(上段から、スライス厚 1mm, 3mm, 5mm)

概ね球体になっています。

・免 責

1) 本ソフトウェアは、「あるがまま」の状態で無償公開提供するものであり、知的財産侵害が無いことや特定目的に適合していることの保証を含め、且つそれに限らず、 一切の明示的及び暗示的な保証をいたしません
2) 製作者は、利用者に対し、本ソフトウェアに関する何らのサポートも提供する義務を負いません。
3) 本ソフトウェアは、一切の保証又は条件を伴わずに現状で利用許諾されるものとし、本ソフトウェアのもたらす成果や機能についてのリスクはすべて利用者が負担するものとします。
本ソフトウェアの利用又は利用できないことに関して利用者及び第三者に生じる通常損害、特別損害、直接的、間接的、付随的、派生的な損害(逸失利益を含む)一切につき、それが契約、不法行為責任、瑕疵担保責任、製造物責任等いかなる国のいかなる法律原因によるかを問わず、賠償しません。利用者による本ソフトウェアのインストール、利用、利用不能および第三者への配布等から生じる一切の損害に関して、一切責任を負いません。

・ダウンロード

Digi-Phan.ZIP (1.14 MB)

ダウンロードしたファイルの「ブロック解除」を行ってから、ファイルを展開してください。ASL-CBFフォルダの中のASL-CBF.EXEが実行ファイルです。
プログラムの実行には Microsoft .Net Framework が必要です。

・その他

本プログラムは株式会社 プリズム・メディカル社のDICOMライブラリを使用しています。

 

2018.4.30 更新